平成28年度 秋のミクニ塾
と き 平成28年11月9日(水)午前10時00分
ところ オーベルジュましけ 2階 暑寒の間
1 増毛産フルーツたっぷりスイーツ教室
〜ランチブッフェとともに〜
秋の事業でしたが、開催時期が遅れてしまい11月の中旬となってしまいました。
心配していた天気ですが、暴風警報が出るような空模様になってしまい、出席予定数人がキャンセルするなど、スタート時間を少々遅らせての事業となりました。
楽しみにされていた皆さまには大変申し訳ございませんでした。
オーベルジュましけを会場にしての料理教室。
準備からお願いしているので、私どもが作業していた頃に比べたら全然ストレスがありません。
皆さまもそう思われているのではないでしょうか。
段取りの良さと仕上げのきれいさ。
勉強になります。
そして今回のテーマは、特産の洋梨を使ったミルフィーユ。
増毛に住む者としては極々普通のフルーツですが、町外の方からすると中々手に入りづらいフルーツかも知れません。
遅れていた塾生の皆さまもそろそろ到着。
さて、本日の講師にご入場いただきましょう。
今回講師をお願いしたのは、オーベルジュましけでスイーツを担当する福澤健太さんです。
ところで…。
せっかく丁寧な授業を行っていただくのですが、手元の作業をご覧いただきづらいこと。
昨年も反省したことですので、何度も言い訳がましくて恐縮です。
新年度に向けて何とか間に合わせ、皆さまには座ったままご覧いただけるような会場設営を目指します。
音声を拾うことと手元をカメラで大写しにすること。
料理教室としてはその2点が課題にです。
音声はワイヤレスのピンマイクを、手元画像は先生の上側からビデオカメラで撮らせていただこうかと。
それをプロジェクターで大写しに…。
たぶん前回もそう思ったはず。
今回使用した洋梨はマーガレットマリラ。
町内には他にもブランデーワインやオーロラなどの品種が生産されています。
一番早くに収穫されるのはバートレットですが、それがまたフルーティで美味しい品種。
でも色づきが早く、その分傷み始めも早いというのが欠点なんです。
いえ、旬のうちに食べ切ってしまえばいいだけの話なのですがね。
ところで洋梨のバートレット。町内で販売される特産のジュースにも使用されているものなのだとか。
パイ生地は予め焼かれた状態で用意されています。
用意した材料は、パイ生地のほか牛乳、卵黄、グラニュー糖、薄力粉、コーンスターチ、生クリーム…。
それにバニラエッセンスと粉糖、もちろん主役の洋梨を忘れてはいけません。
皆さまの目も真剣そのもの。
いえ、楽しそうとも言えますか。
こちらは先生の作品。
塾生の皆さまもこのイメージを頭に作業をお願いします。
ところで…。
私ども、大変申し訳ありませんが、このお皿のどちらが前なのか。
そんな疑問に当たってしまいました。
なのでとりあえず両方から撮っておきます。
皆さまの中で正解をお示しいただければと思います。
それでは実習に入ります。
皆さま自由にグループを組んで作業に取り掛かります。
先生にも各テーブルを回っていただきました。
増毛と言えば「海の町」のイメージを強く思われている方も多いのでしょうが、お米も果物も豊富。
そんな魅力満載な増毛の食をどのように発信していくのか。
その前にまず自分たちも楽しまなければ続きまっせんけど。
フライパンに火が入ると会場内に広がる甘い香り。
さて、どのように出来上がるかワクワクしますね。
発足から10年が過ぎた増毛ミクニ塾。
定番の料理教室を充実させながら今後も運営を続けて行きたいと思います。
フレンチ、洋食、スイーツ。
そして和食もあるでしょうか。
食のバリエーションそのものを研究する会。
そしてその中から販売に繋がるようなヒット作でも生み出すことが出来れば…。
先は長いかも知れませんが、そのようなことも思っています。
いよいよ皆さま仕上げの作業に移ります。
真っ白なお皿に垂らす赤いソース。
緊張しますね。
そして撮る方も思わず息を止めて見入っしまいます。
…、ふぅ。
そして後半は、お楽しみのランチバイキング。
そろそろお昼ですから。
皆さまお腹が空いてますでしょ。
会場の1階のレストランに移し反省会…。
いえ「お疲れさまでしたの会」でいいですよね。
美しく盛り付けられた料理が並びます。
しかも素材がそのままの形で登場ですから。
海のものだけじゃ無く、山のものも。
ところで増毛産のもので欠けているのは肉。
牛も豚も無いのです。
野生種としてエゾシカがいますけど、安定し供給出来るものではありませんから。
全てのものを生産する産地を目指す訳ではありません。
食の宝庫と呼ばれる北海道産の食材を上手に確保することも大事なこと。
安心安全な食材、そして調理をする環境づくりにこの塾が参加出来れば…。
課題が多いのですが、これからも頑張ります。
フルーツのコーナーも華やかでした。
さて皆さま。
料理を取りに参りましょ。
私も一緒に撮りに行きますので。
もちろん皆さまがチャレンジされた洋梨のミルフィーユもデザート用として並びます。
それぞれ個性がそのままお皿に表現される…、これも一種のアートですね。
料理の世界は器選びも大切なこと。
料理の色味と器の色の組み合わせ。
そしてどのように配置するのか。
超が付くほどの素人集団な事務局ですが、コツコツと学ばせていただきます。
塾生の皆さまにはご心配、ご迷惑をお掛けすることも多いかとは思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
次回は和食。
寿司職人の先生をお招きし、お寿司の握り方を…。
どうぞご期待ください。