平成27年度 秋のミクニ塾・レストランマナー教室と地元食材を活用したランチ
と き 平成27年11月1日(日)午後0時から
ところ ミクニサッポロ(札幌市中央区 札幌ステラプレイス9階)
増毛の食材を使用したフランス料理の研究
(料理テーマ、使用食材、調理法解説)
例年の通りバスを仕立ててのミクニサッポロ行き。
昨年は夏の食材を使用したものでしたが、今回は晩秋の食材となりました。
増毛港前からの出発です。
このあと町内各所を廻り、留萌経由で札幌をめざします。
留萌市内に入り振興局前到着。
今回は新車のバスを用意することが出来ました。
乗り心地も最高です。
さあ、いざミクニサッポロへ。
今回の参加者は塾生を含め62名。
人気の札幌開催はバス利用者のほか、直接会場入りする方も多くなっています。
塾の事業は基本的に塾生のみを対象にしていますが、このランチだけはご家族やお友達もお誘いOK。
食事代はそれぞれご負担願いますが、増毛産の食材をふんだんに活用したスペシャルランチですから。
この回だけの参加でも十分価値のあるものとなっているはずです。
皆さまも是非、入会をご検討くださいませ。
さて、皆さんお揃いです。
いよいよ秋のミクニ塾をスタートします。
今回のテーマは、食前酒について。
フレンチに限らず洋食にはワインやシャンパンなどオシャレなお酒が似合いますので。
そこにも少し詳しくなりましょう…、そんな位置づけでソムリエの皆さまにご協力いただきました。
ボトルの持ち方、そして栓の抜き方。
飲むことは好きでもワインを選ぶとなるとなかなか難しいものです。
好きこそものの…、とも言いますが、早道はスタッフの皆さまと仲良くすること。
気兼ねなくサービスをお願い出来る間柄になることなのだとか。
ここでシャンパンの栓を抜くコツを教わりました。
ポンと勢いよく飛んで行くコルク栓。
シャンパンを開ける時によく目にする光景ですが、正式には音を出すのはよろしく無いのだそう。
栓を押さえたままボトルの下を持って回して行くのが正解。
コルクを押さえると、ボトルの重みでシュッと小さな音が出るだけでコルクが抜けるのです。
皆さまも一度チャレンジなさってはいかがですか。
その後は注ぎ方も練習していただきました。
格好よく振る舞うというのは難しいものです。
オシャレになるためには練習あるのみ。
と言うことですかね。
注目されると緊張してしまいます。
慎重に、慎重に…。
お昼からスタートしたマナー教室。
そろそろお楽しみのランチの時間とさせていただきましょうか。
さて、本日のランチメニューのご紹介です。
イナダの柚子風味マリネ
増毛・古村さんのカボチャのムース 毛蟹、ボタン海老、雲丹、つぶ貝のペルノー風味ジュレ和え
日高沖・秋鮭と帆立貝のスフレ仕立て
滝川産“北海あいがも”のロティ 蜂蜜スパイス風味 そのもも肉コンフィのクロケットと蕪のキャラメリゼ添え 黒にんにくのピューレとビガラードソース
増毛・佐藤果樹園のりんごのソルベ
千歳・梅村さんの紫芋と“國稀”のモンブラン
コーヒー、小菓子
イナダはハマチやブリになる前の魚。
脂肪分が少なく食べやすいもの。
皆さんにも大変馴染みのある魚ですよね。
大きめに切り分けられたイナダ。
その上に盛られたラディッシュやゴマの色合いが鮮やかです。
カメラが趣味な私は、食べることよりも撮ることを優先してしまいがち。
いけませんな。
このように美味しそうなものを前にもたもたするのは…。
それでもサッと撮って…、と撮ることは止められないのです。
少々かためのパン。
皮がカリカリで中はもちもち。
2品目はカボチャのムースにカニ、エビ、ウニとツブの入ったグラスです。
美味しそうではありますが、美しい。
なのでまた撮ることが優先してしまいます。
気になるお味ですが、前の方で書いたメニューからご想像ください。
それぞれの鮮度と味が混じり合う贅沢なひと皿。
いや、形としては一杯と表現した方がいいでしょうか。
とにかく美しい。
続いて出されたものも魚料理です。
鮭と帆立のスフレ仕立て。
何ともふわっとした食感。
口の中で溶けてしまいます。
そして鮭の旨味がギュッと詰まっているのです。
帆立は…、あら。
どこに行ってしまったのでしょう。
このふわっと感の中に紛れ込んでいるのでしょうか。
ところでこの料理にはスプーンを平たくしたようなものを使います。
フィッシュソーススプーン。
このスプーンが用意されている場合は、フィッシュナイフの用意はありませんので、右手にこれ。
そして左手にはフィッシュフォークを持つというのがマナーなのだそうです。
やわらかな魚料理だとフォークを刺す必要もありませんので左手でペンを持つ程度の軽い感覚でいいのではないでしょうか。
さて、お待ちかねの肉料理。
今回は滝川産の北海あいがもです。
やわらかくてジューシー。
添えられたソースがまた深みのある味わいです。
そして丸いのはもも肉コンフィのクロケット。
まあコロッケのようなものと表現すればいいでしょうか。
これがまた旨味がギュッと詰まっています。
スペシャルなランチはデザートも2品。
いったいどれだけの手間がかけられているのでしょう。
増毛産りんごのソルベ。
真っ赤なりんごの形がかわいらしい。
底の方には果肉もたっぷりです。
そしてもうひとつは紫芋と地酒國稀のコラボ。
美しいものが次々に登場してしまうのですから。
結局、最後までカメラは手放せませんでした。
甘さと冷たさが絶妙です。
その途中経過まで撮ってしまいますもの。
中はどうなっているのか、そんな目で見てしまいます。
小菓子。
それぞれを1つずついただきます。
最後は苦めのコーヒーで。
ごちそうさまでした。
来年はまた夏にしましょうか。
それとも秋。
食材豊富な増毛のメニュー、次回も楽しみです。