2016年12月30日

平成27年度 増毛ミクニ塾・冬のミクニ塾

平成27年度 増毛ミクニ塾・冬の料理教室、試食会&ランチ
 ※スイーツバイキング

 と き  平成28年2月27日(土)午前11時から
 ところ  オーベルジュましけ 2階 暑寒の間


1 増毛市場の話
   事務局による増毛市場取材話(プロジェクターによる説明)

2 料理教室
   増毛で水揚げされる冬の魚を使った料理
   「真ダラのポアレ クリームリゾット添え 赤ワイン風味バルサミコソース」ほか
     講師 オーベルジュましけ料理長 萬年範久氏

3 実習

4 試食会とランチ
   実習メニューの試食とスイーツバイキング


〇増毛市場取材話

今回の塾も料理教室を主に構成されていますが、増毛で水揚げされる魚のことをもっと知ってもらいたい。
特に冬は魚種も豊富で美味しい魚が多くなる時期。

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普段の増毛市場は一般に公開されていないため、特別に許可をもらい取材して来ましたので、そのようすをお話しします。
取材は慣れていないので、画像とセリフが多少前後することもありますが、その点はご容赦願います。

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まず最初にお伝えするのは町を代表する水産品の甘えびです。
市場ではセリと入札という2つの方法がありますが、この日は入札扱いでした。
そのため、場内では箱詰め作業をして出荷するところ。

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鮮度を保持しながら素早く発送すること。
デリケートな甘えびを取扱う関係者の皆さんの努力が感じ取れます。

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色鮮やかな甘えび。
鮮度はいいと身も透き通った感じです。
水揚げされる場所でしか出会うことの出来ない美しいもの。

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そして身は弾力のあるプリプリ。
もちろん取材陣としては手を出す訳には行きませんが…。

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産地に住む者として、これまで長年の経験から得た味覚情報を付け加えさせていただきます。

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水揚げされカゴに積まれた甘えびは、船からトラックに移され市場へ。
その後、カゴの重さを量り選別作業が行われます。

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トラックの荷台に積まれ運び込まれたカゴはこんな感じです。

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氷の敷かれた発泡箱に詰められラベルを貼り出荷準備完了です。
こうして鮮度自慢な甘えびが送り出されるのです。

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さて、次は鮮魚を紹介しましょう。
冬の魚と言ってまず挙げられるのは、やっぱり「タラ」でしょうか。
ところ狭しと積み上げられた木箱。
豊漁です。

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そう書きましたが、いつもの量の半分程度なのだとか。
積み上げられた魚を漁協の方が帳簿に記入して行きます。
水揚げされた魚の種類やサイズ、量などを書き留めて行くのです。
今回は水揚げ量が少ないとのことで、帳簿作業も時間に余裕があったそうですが、混み合う時はセリ5分前でも入荷することもあるのだとか。
そうするとセリそのものが遅れてしまうこともあるそうです。

魚体により2尾から7尾入りに詰め分けられます。
木箱に入りきらない10キロオーバーのものは、そのまま船の名前が書かれた紙を付けてコンクリートの上に置かれることも。

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寒い季節に似合うのは、やっぱり鍋でしょうか。
そして真ダラの場合、魚卵よりも白子の方が珍重されることも多いのです。
これだけ大きければ、さぞ白子の方も…。

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などと想像しながら木箱の廻りをうろつきます。
魚の価格は大きい方が高いのは当然ですが、タラの場合は小さく量の多い方が使い勝手が良いらしくグラム単価が割高になるのだとか。

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そしてカジカ。
こちらの方は魚卵に高値が付きますが、身そのものは結構お買い得なもの。
それにしても昔に比べたら中々手の出しづらい魚になりました。
もうすっかり高級魚です。

浜でもらうことが出来た時代の話をしてはいけませんね。

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ところでこのカジカ。
背の側が茶色系がギシカジカと呼ばれているものですが、道内では他に赤黒っぽい真カジカと呼ばれるものもあります。
どちらが美味いのか…、それはそれぞれの浜で食べるものが一番美味しいとしておきましょう。

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ハッカクにホッケ。
今ではどちらも高級品です。

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そして赤ガレイ。
刺身にするとコリコリとした食感、美味い魚です。

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こちらは生ダコ。
昔は水揚げする漁師がそれぞれの釜で茹で上げて出荷したものですが、今は“やわらか煮”などの加工品づくりが盛んですから。
生のまま市場に出されることが多くなりました。

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そしてコンクリートの上にそのまま置かれている妙なものは…。

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カスべです。
皆さんが鮮魚店などで目にするものは既に皮を剥いてあるもののことが多いかも知れません。
このままで売られても困ってしまいますもの。
やっぱり大きな魚は適度なサイズにカットしていただいた方がいいのでしょう。

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食べることしか考えないので、すぐそんなことを思ってしまいます。

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さあ、そろそろセリの準備が整ったようです。
仲買人の皆さんが揃いました。

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セリ人の掛け声が場内に響きます。
リズミカルに淡々と。

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それぞれが仕入れたい商品に値を付け競い合う。
おもしろい世界です。

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そして競られた商品は次々と運び出されて行くのです。
1箱くらいなら個人でも買えるのに…、そうお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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そんな時は馴染みの魚屋さんに注文しておくと良いかも。
田舎で暮らすにはまず親しくなるのが大事ですから。


〇料理教室
「真ダラのポアレ クリームリゾット添え 赤ワイン風味バルサミコソース」

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今回はオーベルジュましけの萬年範久料理長に増毛で水揚げされる冬の魚料理としてタラをテーマに教えていただきます。
萬年料理長は、富良野プリンスホテルや名寄グランドホテル藤花、定山渓万世閣ホテルミリオーネ、稚内全日空ホテル(現ANAクラウンプラザホテル稚内)などで腕を振るわれた西洋料理専門の調理師資格をお持ちの方。

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さあ、いよいよ授業が始まります。
開催する側として毎度思うことは、皆さんによく見えるような会場づくりをすること。
これがなかなか難しい。

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講師の場所を高くすれば手元が見えなくなってしまうし、低くすれば料理長そのものが見えないですから。
やはりピンマイクと固定カメラでの手元撮影でしょうかね。
後ろの人も見やすいように大写しするの。
来期はそんなことが出来るように準備を進めたいです。

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今回紹介していただく料理は3つ。

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1つ目は真ダラのエスカベッシュ オレンジ風味
2つ目は真ダラのカダイフ包み揚げ 甘えびのカレー風味 クリームソース仕立て
3つ目は本日教えていただく料理の真ダラのポアレ クリームリゾット添え 赤ワイン風味バルサミコソース

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一度に3つの料理を学べることも珍しいです。
そのうち3つ目の真ダラのポアレ…、を皆さんで実習します。

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最初は手順のみを紹介するエスカベッシュ。
美味しいのと美しいのと。
プロの技を間近で見ることの出来る企画ですので皆さんの眼差しも真剣です。

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皆さんの実習台にも食材が揃いました。
あとはしっかり覚えていただくのみ。
と言っても大人の教室ですから。
楽しくフレンドリーに。

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各テーブルの準備もオーベルジュ側にお願いしています。
料理に関することは料理のプロへ。
ミクニ塾の運営そのものは、私ども素人集団が担っておりますが、調理器具も扱うことから先の部分に関しては、いい感じで進められるようになったと思っています。
ああ、後は塾生の皆さんへの見せ方が課題…。

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料理長の手は既に2作目。
真ダラのカダイフ包み揚げへ。

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会場にお借りしたのは2階の大広間。
料理教室には奥側、ランチバイキングは手前が定番になりました。

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時刻はそろそろお昼過ぎ。
皆さんの食欲もいい感じに高まっているではないでしょうか。

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いろんな味を楽しんでいただきたい。
なのでケーキもミニサイズで揃えます。
そこがまたかわいらしく美しい。

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講師のテーブルに今回の料理見本が揃いました。
手前からエスカベッシュ、カダイフ包み揚げ、ポアレクリームリゾット添え。

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器のチョイス、色合い。
料理そのものはもちろん、それを引き立たせる心遣い。
そこのところも是非学んでいただきたいと思います。

これが皆さんに実習していただくポアレ。

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こちらはカダイフ包み揚げ。

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さあ、皆さん。
いろいろと覚えてしまいましたが、今回実習するのは3番目に学んだものだけですからね。
頭の中を整理して臨みましょう。

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初めからグループが決められている訳では無く、その時々で同じテーブルになった者で協力する。
大変そうですが、そこがまた楽しいところでもあります。
そして巡回くださる料理長のアドバイスがまた嬉しい。

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赤ワインのバルサミコソースは予め料理長が用意してくださいました。
味の締めの部分をビシッと決めていただけますので安心です。

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完成予想の画。
何度も登場させてしまいましたが、皆さんここを目指すのですよ。

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実習の経過を撮らせていただきます。

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ここでクリームリゾットと真ダラのポアレの盛り付けが終了。
続いて野菜類の飾りつけに移ります。

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最初はワイワイと賑やかだった教室も次第に静かになっていきます。
動きも素早く、そして繊細に。
美しく飾りつけるシェフに変身する皆さん。

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それぞれの席に置かれた料理。
そこに料理長がバルサミコソースを垂らして完成です。

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皆さんご苦労さまでした。
それではスイーツバイキングとさせていただきます。

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ケーキに生チョコ。

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杏仁豆腐。

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教室で最初に登場したメニューも出されました。
真ダラのエスカベッシュ オレンジ風味。

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器を替えて出されるとこれまた新鮮な感じです。

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授業とランチ。
これからの定番とさせていただこうと思っています。

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カダイフの包み揚げ。
それを浸すのは甘えびのカレー風味ソース。
料理長が盛り付けてくださいました。
最後までお世話になりました。
ありがとうございます。

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今期の増毛ミクニ塾は以上を持ちまして事業終了です。
また春から新しい年度が始まります。
皆さまのご入会をお待ちしています。



posted by ミクニ at 17:40| 日記

平成27年度 増毛ミクニ塾・秋のミクニ塾

平成27年度 秋のミクニ塾・レストランマナー教室と地元食材を活用したランチ

 と き  平成27年11月1日(日)午後0時から
 ところ  ミクニサッポロ(札幌市中央区 札幌ステラプレイス9階)

 増毛の食材を使用したフランス料理の研究
 (料理テーマ、使用食材、調理法解説)

例年の通りバスを仕立ててのミクニサッポロ行き。
昨年は夏の食材を使用したものでしたが、今回は晩秋の食材となりました。

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増毛港前からの出発です。
このあと町内各所を廻り、留萌経由で札幌をめざします。

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留萌市内に入り振興局前到着。
今回は新車のバスを用意することが出来ました。
乗り心地も最高です。
さあ、いざミクニサッポロへ。

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今回の参加者は塾生を含め62名。
人気の札幌開催はバス利用者のほか、直接会場入りする方も多くなっています。

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塾の事業は基本的に塾生のみを対象にしていますが、このランチだけはご家族やお友達もお誘いOK。
食事代はそれぞれご負担願いますが、増毛産の食材をふんだんに活用したスペシャルランチですから。
この回だけの参加でも十分価値のあるものとなっているはずです。
皆さまも是非、入会をご検討くださいませ。

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さて、皆さんお揃いです。
いよいよ秋のミクニ塾をスタートします。

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今回のテーマは、食前酒について。
フレンチに限らず洋食にはワインやシャンパンなどオシャレなお酒が似合いますので。
そこにも少し詳しくなりましょう…、そんな位置づけでソムリエの皆さまにご協力いただきました。

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ボトルの持ち方、そして栓の抜き方。
飲むことは好きでもワインを選ぶとなるとなかなか難しいものです。
好きこそものの…、とも言いますが、早道はスタッフの皆さまと仲良くすること。
気兼ねなくサービスをお願い出来る間柄になることなのだとか。

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ここでシャンパンの栓を抜くコツを教わりました。
ポンと勢いよく飛んで行くコルク栓。
シャンパンを開ける時によく目にする光景ですが、正式には音を出すのはよろしく無いのだそう。
栓を押さえたままボトルの下を持って回して行くのが正解。

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コルクを押さえると、ボトルの重みでシュッと小さな音が出るだけでコルクが抜けるのです。
皆さまも一度チャレンジなさってはいかがですか。

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その後は注ぎ方も練習していただきました。
格好よく振る舞うというのは難しいものです。
オシャレになるためには練習あるのみ。
と言うことですかね。

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注目されると緊張してしまいます。
慎重に、慎重に…。

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お昼からスタートしたマナー教室。
そろそろお楽しみのランチの時間とさせていただきましょうか。

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さて、本日のランチメニューのご紹介です。
イナダの柚子風味マリネ
増毛・古村さんのカボチャのムース 毛蟹、ボタン海老、雲丹、つぶ貝のペルノー風味ジュレ和え
日高沖・秋鮭と帆立貝のスフレ仕立て
滝川産“北海あいがも”のロティ 蜂蜜スパイス風味 そのもも肉コンフィのクロケットと蕪のキャラメリゼ添え 黒にんにくのピューレとビガラードソース
増毛・佐藤果樹園のりんごのソルベ
千歳・梅村さんの紫芋と“國稀”のモンブラン
コーヒー、小菓子

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イナダはハマチやブリになる前の魚。
脂肪分が少なく食べやすいもの。
皆さんにも大変馴染みのある魚ですよね。

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大きめに切り分けられたイナダ。
その上に盛られたラディッシュやゴマの色合いが鮮やかです。
カメラが趣味な私は、食べることよりも撮ることを優先してしまいがち。

いけませんな。
このように美味しそうなものを前にもたもたするのは…。
それでもサッと撮って…、と撮ることは止められないのです。

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少々かためのパン。
皮がカリカリで中はもちもち。

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2品目はカボチャのムースにカニ、エビ、ウニとツブの入ったグラスです。
美味しそうではありますが、美しい。
なのでまた撮ることが優先してしまいます。

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気になるお味ですが、前の方で書いたメニューからご想像ください。
それぞれの鮮度と味が混じり合う贅沢なひと皿。
いや、形としては一杯と表現した方がいいでしょうか。

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とにかく美しい。
続いて出されたものも魚料理です。

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鮭と帆立のスフレ仕立て。
何ともふわっとした食感。
口の中で溶けてしまいます。

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そして鮭の旨味がギュッと詰まっているのです。
帆立は…、あら。
どこに行ってしまったのでしょう。
このふわっと感の中に紛れ込んでいるのでしょうか。
ところでこの料理にはスプーンを平たくしたようなものを使います。
フィッシュソーススプーン。

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このスプーンが用意されている場合は、フィッシュナイフの用意はありませんので、右手にこれ。
そして左手にはフィッシュフォークを持つというのがマナーなのだそうです。
やわらかな魚料理だとフォークを刺す必要もありませんので左手でペンを持つ程度の軽い感覚でいいのではないでしょうか。

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さて、お待ちかねの肉料理。
今回は滝川産の北海あいがもです。
やわらかくてジューシー。

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添えられたソースがまた深みのある味わいです。
そして丸いのはもも肉コンフィのクロケット。
まあコロッケのようなものと表現すればいいでしょうか。

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これがまた旨味がギュッと詰まっています。

スペシャルなランチはデザートも2品。
いったいどれだけの手間がかけられているのでしょう。
増毛産りんごのソルベ。

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真っ赤なりんごの形がかわいらしい。
底の方には果肉もたっぷりです。

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そしてもうひとつは紫芋と地酒國稀のコラボ。
美しいものが次々に登場してしまうのですから。
結局、最後までカメラは手放せませんでした。

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甘さと冷たさが絶妙です。
その途中経過まで撮ってしまいますもの。
中はどうなっているのか、そんな目で見てしまいます。

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小菓子。
それぞれを1つずついただきます。

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最後は苦めのコーヒーで。
ごちそうさまでした。

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来年はまた夏にしましょうか。
それとも秋。
食材豊富な増毛のメニュー、次回も楽しみです。
posted by ミクニ at 16:14| 日記

平成27年度 増毛ミクニ塾・北海道ガーデンショー2015大雪

平成27年度 北海道ガーデンショー2015大雪 北海道ガーデンマルシェ出展
 ※道北マルシェ 7月13日(月)〜26日(日)の期間中に出展

 と き  平成27年7月18日(土)〜19日(日)
 ところ  上川町・大雪森のガーデン


例年、増毛ミクニ塾の遠征事業は料理学習などのためミクニサッポロでのランチとマナー教室を定番としていますが、今回は上川町周辺で開催されている北海道ガーデンショー2015大雪の視察と出展を企画しました。
事務局として地元産サクランボを使用したクレープと洋風タコ料理をエントリーし、特設会場内で2日間参加してきました。
塾生の皆さんには、初日の18日のみ出展ブースでの調理協力とガーデン見学を兼ねたツアーをご案内しましたが、出展場所への来場者数が少なく、事務局での対応のみで十分だったため、塾生の協力無しと判断させていただきました。
ガーデン内のレストラン予約等は特に行わず、ガーデン内を自由散策するのみのツアーでしたので、塾生の皆さんにはどうしていいのか…、相当不満の残る企画となってしまいましたこと、お詫び申し上げます。

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ガーデン周辺の農地。
広大な畑や牧草地に囲まれた場所に会場があります。
増毛から上川までは貸切バスを用意しました。
参加者は35名。

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事務局は事前に会場入りし、周辺に用意された駐車場を利用しています。
進入路にはチップ材が敷き詰められていました。

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環境への優しさでしょうか。
ただし慎重な運転をしないとタイヤが填まってしまうリスクもありそうです。
注意が必要でした。

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出展場所はこんな感じです。
軽量テントでブースが確保されています。
ガーデンショーらしく随所に花が飾られています。

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々サクランボクレープと洋風タコ料理の作業場所づくりを始めます。
テーブル、ガス台などの機材は増毛から運び込むもの。
そして2日とも日帰りです。
この作業を繰り返します。

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用意した完熟サクランボ。

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出展場所の向かい側でもサクランボ販売が行われていました。
どこの町かも調べませんでしたけど。
私どもはクレープ食材としての販売ですから問題は無かったですよね。
少々気になりましたけど。

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練習したクレープ焼き作業。
鉄板はひとまわり小さいものを用意しましたが、熱さを安定させるのが難しいです。
十分に熱して均一な状況にすること。
この道に進むにはまだまだ練習が必要でしょうか…。

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とりあえず完成品。

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こんなイメージです。
増毛産のサクランボとハチミツを使った高級クレープ。
味はバッチリなのですが、見てくれはちょっと…、不安です。

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なので…、黙々と頑張ります。

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サクランボソースと生サクランボ入り。

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そこに増毛産のアカシアハチミツも投入します。
贅沢です。

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これで400円。

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そしてもうひと品は洋風タコ焼き。
タコのイタリアンハーブミックス焼きに挑戦しています。
片栗粉でコーティングしたタコをオリーブオイルでサッと焼き上げるもの。

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塩味が基本の田舎風タコ焼きですが、たまにはオシャレなものにも挑戦しますから。
もう少しタコを薄めにした方が食べやすかったかも。
肉厚なのが自慢な増毛タコです。

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でも…、会場の上川は暑かったです。
真夏に火を使う出展。
それで痩せられるのならなんぼでも頑張るのですがね。
ちょっと考えものでした。
posted by ミクニ at 15:23| 日記

平成27年度 増毛ミクニ塾開講式・春のミクニ塾(追加事業)

平成27年度 増毛ミクニ塾発足10周辺記念料理教室

と き  平成27年5月27日(金) 午後0時50分から
ところ  増毛町立増毛中学校家庭科室ほか(3年生対象)

増毛ミクニ塾の開講式、えび地酒まつりへ出席される三國清三シェフ。
多忙な毎日をお過ごしではありますが、塾の発足10周年を記念し、増毛の子どもたちへ料理教室を開催してくださいました。
教室は会場の都合から3年生のみとなりましたが、その後、全校生徒向けに講演会も企画されています。

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学校の入り口にはシェフの顔写真も。
ウエルカムな雰囲気に包まれています。
それにしても今どきの子ども達、世界的に有名な三國シェフが増毛出身ってこと知っているのでしょうか。
そこのところが気になります。

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吹き抜けの場所が講演会場です。
ここに全校生徒が集まります。

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家庭科室には料理教室の器材などが運び込まれています。
事務局員の私どもも食べる意欲は満々なのですが、料理の深いところになると弱い面も多々あるので、オーベルジュましけの皆さんにお世話いただきます。
美味しい料理をいただくのですから少し重めの白いお皿。
ちゃんと生徒さまの人数分をご用意させていただきます。

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フライパン、調味料の準備完了。

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今回は三國シェフが教えるレシピ集から「軽い煮込みフルーツハンバーグ」をチョイス。
フルーツの酸味と甘みに肉汁がじゅわっと混じり合うものにチャレンジしていただきます。

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りんごを使うところがミソ。
シェフが教える裏技的な部分は、「肉はよくこねる」です。
とにかくよく練ることが、ふっくらとジューシーに仕上げるコツなのだとか。

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講演会場の横幕も準備完了です。
中学を卒業後、札幌から世界に飛び立った三國シェフ。
その生き方を今の子ども達に直接語っていただくもの。
さて、どんな語り口で始まるのでしょうか。
楽しみです。

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来年も増毛中へ…。
あら、そんな希望もあったのですね。
どうしましょ。

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さて、いよいよ料理教室が始まります。
偉大なシェフを前にして少々空間が広めの生徒たち。

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「みんな、もっと前に出なきゃダメだー。」
三國シェフの大きな声が響きます。
そうそう、今どきの子ども達には元気な声で返事をすることも大事なこと。
シェフのペースについて行けるかどうか…、ちょっと不安です。

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増毛出身なこと。
いつでも古里の増毛を想う三國シェフ。
そんなマチの子ども達を前にしているのですから。
シェフの声も自然にトーンが上がります。

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シェフの手さばきに子ども達も興味津々です。

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田舎町での料理教室。
オーベルジュましけを会場にしてもと考えるとき、講師の声や手元をもっとよく伝えたい。
マイクで声を拾うこと、手元をカメラで撮って大きく映し出すことなど、より臨場感のある教室にしてみたい。
すぐには出来ないかも知れませんけど。
そのようなことを思い描きながら次回以降を企画してみようと思います。

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君たちの可能性。
調理の手を休めず、三國シェフが生徒たちに語りかけます。
与えられるだけでは無く、自分から探求する気持ち。
世界を股にかける偉大な先輩を前に子ども達は何を思うのでしょう。

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食事会に用意されたのは國稀の蔵で使われている仕込み水。
そして地元のパン屋さんスカンピンのバゲット。

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さあ、いよいよ子ども達の調理が始まります。
ちゃんと言ったこと覚えているかー。
どんどん行けよー。

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シェフのお手本はこちら。
当然ですが美味しそうです。

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さあ手を休めないでどんどん進めなさい。
調理作業に入ったシェフのまなざしは真剣そのもの。
子ども達にも容赦無くゲキが飛びます。

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ミクニサッポロの小川料理長のサポートを受けて、子ども達の作業にもスピード感が出て来ました。
どうでしょう、料理は楽しいかな。

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4個いっぺんに調理されているフライパン。
これはこれで迫力です。

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出来栄えはどうでしょうか。
次々と盛り付けられて行くハンバーグ。
教室の中にいい香りが充満しています。

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子ども達に人気のハンバーグ。
食べることは好きなのはもちろんですが、作ることが好きになる子が増えるといいですね。

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この授業がきっかけで料理の世界をめざす…、とか。

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さ、出来たら熱いうちに運んで食べなさい。

三國シェフの声は出来たところで満足気な子ども達を追い立てます。
出来たものはすぐ食べなきゃ。
せっかく一生懸命に作ったものなのに冷めてしまっては台無しです。
出来立ての美味しいところをいただく。
それもまた大事なことです。

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少し緊張しているのでしょうか、静かに黙々と食べていますけど。

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そう何度も企画出来ないとは思いますが、シェフの都合を伺いながら増毛の子ども達の成長をともに楽しみたいと思います。


平成27年度 増毛ミクニ塾発足10周年記念講演会

と き  平成27年5月29日(金)午後2時20分から
ところ  増毛町立増毛中学校講堂 (全校生徒)

60歳を過ぎた料理人として、これまでの生きて来た道を語っていただきました。
増毛町舎熊地区で生まれ育った三國清三シェフ。

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中学卒業後15歳で料理人を志し、札幌グランドホテルそして東京帝国ホテルで修業を重ねます。
そして20歳の時にスイス日本大使館の料理長に就任。
さらにジラルデ、トロワグロ、アラン・シャペル等の三ツ星レストランで修業を重ね、28歳で帰国。
31歳で東京四ツ谷にオテル・ドゥ・ミクニを開店するという人生。
与えられたものでは無く、つかみ取るもの。
素材と味を見極めるために人一倍努力すること。

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すっかり丸くなって優しいお父さんといった感じですが、志をもって旅立った頃の自分を思い出していたのでしょうか。
話す声にも次第に力が入っていましたもの。

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そんな先輩を持つ増毛の子は幸せです。
チャレンジする気持ちがあれば、応援してくれることだってあるのかも知れません。
ただしそれなりの努力というものをした上での話ですが。

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シェフが益々ご活躍されますように。
そして増毛の子ども達の夢がどこまでも広がって行きますように。
posted by ミクニ at 14:36| 日記

平成27年度 増毛ミクニ塾開講式・春のミクニ塾

平成27年度 開講式・春のミクニ塾

と き  平成27年5月29日(金)午後5時30分から
ところ  オーベルジュましけ 2階暑寒の間

1 開講式
 ・開会のことば
 ・増毛町長 堀 雅志 あいさつ
 ・塾長 三國清三シェフ あいさつ
 ・来賓紹介 増毛町商工会長 岩崎俊一氏
 ・JA南るもい農協理事 仙北剛久氏
 ・副塾長、運営委員長の紹介
   花田健二副塾長、林眞二運営委員長
 ・事務局から年間カリキュラムの説明

2 春のミクニ塾
 ・三國清三シェフの料理教室(約30分)

 〇サーモンステーキ
   フランス料理の隠しワザで、皮はカリッカリ、身はふっくら。
   「ミクニが教えるレシピ集 家庭料理の裏技50」から

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今回の開講式には、ミクニサッポロから小川料理長も参加くださるスペシャルな料理教室もセットされています。
三國シェフと小川料理長には町内の増毛中学校で開催された生徒向け料理教室でもご指導いただきました。
子ども達には「軽い煮込みハンバーグ」づくりでフルーツの酸味と甘みに肉汁がジュワッと混じり合うというメニューにチャレンジしてもらいました。

さて、こちらのメニューはご家庭でも馴染みの深い鮭がテーマです。

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調理法はレシピ本の28ページに記載されていますが、鮭は焼き過ぎると身がパサパサになりやすいので皮の方からじっくり中火で焼き上げるんおがコツなのだとか。

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三分の一くらいまで火が通ると皮面の少し上から白い液体がジュワッと滲み出て来るのでその後、横と上を色がつく程度に焼いていきます。

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そしてソースはマヨネーズとケチャップ、刻んだアンチョビとケッパー、パセリ、乱切りのピクルス、タマネギを入れざっくりと混ぜ合わせれば完成です。

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焼き方の微妙な火加減、そしていい状態までジッと待つという気持ちがカギなのです。

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オリーブオイルを熱し、鮭の皮面から焼きはじめ、裏返しにしたらバターを加えてじっくりと焼いていきます。

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バターが泡状になったらスプーンで繰り返しかけながら中まで火を通します。
その時の焼き加減はお好みでレアからウエルダンまで。

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ソースの上に盛り付けられた鮭。
その上にフライパンに残っていたバターをかけて仕上げます。

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カリカリの皮が香ばしいです。
三國シェフが手掛けてくださったものを試食させていただきました。
ごちそうさまです。

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さて、料理教室に続き、三國シェフを囲んでの交流会が始まります。
教室は会場の奥側、そして交流会は手前で準備されています。
外にはきれいな夕陽を見ることが出来ました。

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三國シェフを囲んでの交流会のようす。
今期の塾生申し込みは62名。
そして開講式には42名の出席をいただきました。
増毛ミクニ塾発足10周年を記念する回となった交流会。

この先の運営をどのようにしていくのか。
そんな声もちらほら出されていた塾運営でしたが、参加された塾生の皆さんには活動に対する思いを語っていただきました。
今後も続けて欲しい…。
そのような声が多かったかと思います。

地元食材を活用し、食の楽しみに繋げて行くこと。
期待されているものに応えきれるかどうか、事務局としては自信もありませんが、頑張りたいと思っています。

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ここで、彩りも鮮やかなオーベルジュましけの料理を一部ご紹介します。
女性の方が多い塾ですから、華やかな雰囲気づくりも欠かせません。

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そしてワインや地酒國稀、特産のジュースも用意させていただきました。

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今年も一年、どうぞよろしくお願いします。

posted by ミクニ at 13:40| 日記